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東大19億9千万でトップ 先端研究に総額158億円


共同通信ニュース速報

 文部科学省は三日、先駆的な大学の研究に予算を重点配分する「
21世紀COEプログラム」で本年度採択した五十六大学、百三十
三件に対する初年度分の補助金交付額を決めた。交付総額は百五十
八億千八百万円で、一件平均は約一億千八百九十万円。
 大学別に合計すると、最多の十五件が採択された東大の十九億九
千二百万円がトップ。十一件の京大十四億七千三百万円、七件の慶
応大九億八千五百万円、七件の大阪大九億六千七百万円が続いた。
 個別の最高額は京大の「ゲノム科学の知的情報基盤・研究拠点形
成」で二億五千二百万円。次いで東京工業大の「大規模知識資源の
体系化と活用基盤構築」が二億四千九百万円、徳島大の「ストレス
制御を目指す栄養科学」が二億千九百万円だった。
 最も少額だったのは大阪市立大「結び目を焦点とする広角度の数
学拠点の形成」の三千万円。
 国公私立別では国立大が計百二十一億八千百万円で全体の77・
0%。公立は2・6%に当たる四億千六百万円、私立は20・4%
の三十二億二千百万円で、採択件数とほぼ同じ比率になった。
 補助金は五年計画で交付され、研究の進み具合などによって交付
額を増減する。
(了)
[2003-09-03-17:05]