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新首都圏ネットワーク

多分野連携シンポジウム、 大学界の真の改革を求めて

わが国の大学・高等教育のあり方に関心を持たれる全ての皆様へ

             佐賀大学・全国ネット 豊島耕一
             http://www003.upp.so-net.ne.jp/znet/znet.html

 先月「国立大学法人法」が国会を通過し,その施行が10月に迫りました.
 これにどのように立ち向かうか,また大学界の真の改革,高等教育の改善の道は何かを話
し合うために,4団体の共同で,立場や分野を越えたシンポジウムを企画いたしました.
 プログラムはまだ未定の部分が多いですが,皆様のカレンダーにマークしていただき,ぜ
ひご出席いただきますようお願いします.
 内容の詳細が固まり次第,メール,ウェブサイト等で随時お知らせします.
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1.シンポ名称,主催者

    多分野連携シンポジウム
  大学界の真の改革を求めて
       −−国立大学独立行政法人化反対運動の意味とこれから−−

   共催 国立大学独法化阻止全国ネットワーク(全国ネット)
      国立大学法人法反対首都圏ネットワーク(新首都圏ネット)
      意見広告の会
      日本の教育と大学改革を考えるアピ−ルの会(アピールの会)

2.日時,場所,
   9月27日(土),10時〜17時30分,東京都内

2 趣旨
(イ)近年にない規模と多様性をもって展開されたこの運動を,幅広い立場から,総合的,
   多面的,論争的に吟味・総括し,記録する.
(ロ)制度の実施という状況のなかで独法化にどう立ち向かい,学問の自由と大学の自治
   を守り,あるいはどう築いていくかを討論する.また,この制度は公立大学をも飲
   み込もうとし,さらに私大も,政府が認める評価機関による評価が義務付けられた.
   このような政府・官僚主導の激変のなかで,大学関係者と市民による高等教育の自
   律的な改善の可能性について考える.

3 討論主題
(イ)反対運動の総括
   組合,自主団体,院内,メディア,大学幹部,国大協
(ロ)憲法23条,教基法10条の今日的意味.「学問の自由」,「大学の自治」
   は古いのか? わが国の高等教育に欠けているものは何か?
(ハ)大学評価の問題
(ニ)マスメディアのありかた,どう対処すべきか,どう連携すべきか
(ホ)法の施行にどう対応するか,どう闘うか
   違憲訴訟はどのように具体化されるか
   労働協約など組合の対応
(ヘ)公立大学の問題
(ト)教基法改悪反対運動との関連・連携
(チ)国際比較,国際連帯

4 仮プログラム
セッション1              10時〜12時10分(130分)
 テーマ:主催団体,労働組合を中心にした運動の総括,院内闘争の総括
 報告: 意見広告の会,アピールの会,新首都圏ネット,全国ネット,組合関係者
     国会議員

  昼食休憩              12時10分〜13時30分

セッション2              13:30〜15:30(120分)
 テーマ:国大協は何をしたか.ジャーナリズム,公立大,学生の状況.韓国の状況
 報告: 大学幹部,元大学幹部,ジャーナリスト,公立大学,学生団体
     韓国教授組合代表

セッション3              15:50〜17時30(100分)
 テーマ:これからの運動--大学のありかた,「中期目標」問題,労働協約問題,
     法廷闘争,教基法改悪問題との関連  
 報告: 成嶋隆氏(新潟大学,教育法),アレゼール日本*
 総合討論

なお, "Japanese Higher Education as Myth"の著者,Brian McVeigh氏はレジュメ提出
で参加されます.
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* ホームページ http://areserjp.org/