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『日本経済新聞』2003年8月18日付

総合科学技術会議、国立大を独自評価

 国の総合科学技術会議(議長・小泉純一郎首相)は、来年4月に法人化する
国立大学の運営方法について、科学技術振興の観点から独自評価を開始する。
若手研究者の活用や任期制導入など研究開発の進め方などを評価し、公表する。
国の研究費の3分の1が国立大に流れており、科学技術政策を企画立案する立場
からチェックする。

 国立大の評価は、総合科技会議の評価専門調査会を中心に実施する見通し。
詳細は今後詰める。

 全大学を一律の尺度に照らして評価するのではなく、「ユニークな手法を取
り入れる大学をプラス評価していきたい」(総合科技会議の有識者議員)とい
う意見が出ており、人材の流動化につながる任期制導入や産学連携などが評価
項目になりそうだ。