トップへ戻る   以前の記事は、こちらの更新記事履歴
新首都圏ネットワーク

社会人大学院生3万5000人余 3年間で42%増加


NHKニュース速報

企業を辞めたり、企業で働きながら大学院に通っている人は三万五千人余りで、
この三年間で四十パーセントあまりも増えていることがわかりました。

 文部科学省が今年五月一日現在でまとめたところによりますと、国内の大学院
 の学生数は二十三万一千人余りと過去最高で、このうち企業に勤めていたり、
 企業を辞めた人などは三万五千人余りでした。

 文部科学省がこうした統計を取り始めた三年前に比べて一万人余り、率にして
 四十二パーセントも増えました。

 また大学院生に占める社会人らの割合が高い分野は、修士課程では、経営学や
 経済学などの「社会科学」、博士課程では、「医学・歯学」や、情報工学や機
 械工学などの「工学」で、特にビジネススクールなどでは全体の九十パーセン
 ト近くが社会人や企業を辞めた人が学んでいます。

 これについて文部科学省は「社会人たちが学んでいる分野は企業活動と直接結
 び付いた分野が多く、日本でも転職者が増えるなど労働市場が流動化する中で、
 より高度な知識や技能を身につけようという人が増えていることが伺える」と
 分析しています。

[2003-08-18-11:03]