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21世紀COEに再挑戦の機会 文科省、来年度も公募へ(朝日新聞03/08/17 朝日新聞ニュース速報 大学の優れた研究機関(拠点)を選抜して重点的に資金を援助する「21世紀 COEプログラム」について、文部科学省は、来年度も新たな公募をする方針 を固めた。プログラムは今年度までの2年間で当初予定した全10分野の拠点 選定を終えたが、同省は大学の活性化に効果を上げていると判断。選ばれなか った大学にも再び挑戦の機会を設けるため、拠点の追加を決めた。 プログラムは大学間の競争を高めて世界水準の研究拠点を育てることを狙いと して昨年度から始めた。昨年度と今年度に分けて5分野ずつ審査を行い、10 75件の申請から85大学の246件を選んだ。国公私立を通じたコンテスト の要素があることから、各大学の関心と取り組みへの熱意は高かった。 文科省は、選ばれなかった大学でも、審査後に新たな研究成果を出したり再起 を期して研究態勢を整え直したりしている事情を考慮。プログラムをきっかけ に生まれた活性化の機運を途絶えさせないためにも選定の継続が必要と考えた 。 来年度予算の概算要求に、すでに選ばれた拠点への補助金とともに、新たな選 定分の事業費を盛り込む。 選ぶ拠点の数は過去2回よりも小規模になる見込み。来年度は、1年目に対象 となった生命科学、化学・材料科学、情報・電気・電子、人文科学、学際・複 合・新領域の5分野で募集を受けつける案を検討している。 [2003-08-17-05:54] |