トップへ戻る   以前の記事は、こちらの更新記事履歴
独行法反対首都圏ネットワーク


大仁田厚議員: 国会レポート

http://www.onita.co.jp/new/renew/politics/repo_20030714A.html

2003年7月14日(月)

国立大学法人法の成立について

 来年4月から国立大学を独立法人化するための『国立大学法人法』など関連
6法が9日、参院本会議で可決・成立した。これは戦後の新制大学設立以来の
大改革となる。

 法人化後の国立大では学長が教育研究と経営のトップを兼ね、大学への予算
配分には業績評価も加味。大学側の原案に基づき文部科学相が中期目標を決め、
目標を達成するための中期計画を認可する。授業料は文科省が定める上限と下
限の範囲内で、各大学が独自に決める。

 遠山敦子文科相は「大学の自主性の尊重などを踏まえながら、法人移行の準
備や法人化後の法の運用にあたりたい」とコメントした。

 

【大仁田の意見】                           

 オレは基本的に、この大改革に賛成の立場である。ただ、まだ詳細な部分ま
で煮詰められていない状況で法案に賛成するのには、正直なところ少なからず
心苦しい気がした。決して国立大学が文部科学省の天下り先になってはならな
いし、改革の今後を注意して見守っていく必要がある。

 ただし、どうしてもマスコミは三面記事的なニュースを取り上げる傾向にあ
り、この改革について充分に論じられていないように感じられるのが残念だ。

 この件については、『目安箱』にも数多くのメールが寄せられました。国立
大学法人化への反対意見も含め、皆さんが寄せてくださったご意見は、貴重な
ものとして受けとめています。

 国会議員としてのみならず、大学へ通う者の一人として、大学のあり方、国
立大学のあり方を考えさせられるものばかりで した。中には、国立大学を廃
止して、全大学を一律に競い合わせるべき、とのご意見などもあり、興味をそ
そられるところがありました。 これからも、皆さんがどんどんご意見を寄せ
てくださることをお待ちしております。