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東大学長を事実上「信任」 投票は見送り決議採択 共同通信ニュース速報 来春の国立大法人化を控え、東大は二十四日、臨時評議会を開き 、学長のリーダーシップ確立などの決議を全員一致で採択した。移 行作業に臨むため佐々木毅学長が自ら求めた信任投票は見送られた が、佐々木学長は「決議は私の所信表明を受けたもので、事実上の 信任と受け止めている」としている。 続投が決まった佐々木氏の任期は、二○○五年三月まで。 佐々木氏は今月十五日の評議会で「私は法人化を前提に選ばれた わけではない。法人化準備では早急に判断を迫られる案件もあり、 包括的な学長権限がないと責任が持てない」と表明、異例の信任投 票を求めた。 しかし、評議会は直接の投票は避け@法人化後も短期的視野に立 って行動しないA学長のリーダーシップ発揮のため、人など一定の 「資源」を集中する―などを決めた。 東大の評議会は学長や大学院研究科長、付属研究所長など四十九 人で構成。この日、決議に賛成したのは四十一人。 法人化をめぐっては、名古屋工業大が今月十四日に学長の求めで 信任投票を実施、約60%の支持を得て続投が決まった。 (了) [2003-07-24-13:07] |