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独行法反対首都圏ネットワーク


TBSニュース 2003年7月9日付

「国立大学法人法」が可決、成立


 大学改革の目玉とされる「国立大学法人法」が、参議院の本会議で可決、
成立しました。全国99校の国立大学は、来年4月から、独立した法人として
生まれ変わることになります。

 国立大学法人法案と その関連6法案は、9日の参議院本会議で、与党3党
の賛成多数により 可決・成立しました。

 国立大学は、現在国の行政機関という 位置づけですが、これを法人化する
ことで、 予算や意志決定における 大学ごとの権限を強め、 競争を促そうと
いうものです。

 しかし、法案審議の過程で、文部科学省による 大学への事細かな干渉が 明
らかになり、「大学の自治や、 学問の発展を損ねる」として、 教職員や野党
からは 強い批判がありました。

 法案の成立を受けて、遠山文部科学大臣は「国会審議を十分に踏まえて法律
の運用を考えたい」と コメントし、改めて大学の自主性を尊重するという 意
志を強調しました。