独行法反対首都圏ネットワーク |
民主党菅直人代表定例記者会見 2003年6月24日 http://www.eda-jp.com/dpj/kan/030624.html ■国立大学法人化は、従来の文科省の説明とは違い、更なる議論が必要 【代表】もう一点、これは参議院ですけれども、今、文科省の国立大学法人 化法案が、一時審議が止まっております。この国立大学法人化の問題は大変根 の深い問題でありますが、少なくとも従来文科省が説明していた、いわば独立 的な法人になることによって規制が緩和されて、ある意味での自由度が増すと いった説明が、実はまったく逆で、きわめて細かい管理をおこなうことを前提 として、いろいろな調査というか各大学、各学科、各研究科に調査票が送られ ていて、それをすべて文科省に出さなければいけない。こういうことをわが党 の桜井議員が資料を揃えて取り上げた結果、従来の答弁説明とまったく矛盾し ていた。 単に矛盾していたということでは済まない、本質的な問題です。つまりは大 学というもののあり方について、ある意味で国立大学という形から、もっと自 主的判断ができる大学にしようという、そういう説明が、自主的判断どころか、 先日確か佐和京都大学教授がある新聞に投稿されていましたが、ソビエト連邦 時代のような、そういうコントロールですと言われておりました。まったく逆 方向の中身になっておりますから、この点については、場合によってはもっと しっかりとした更なる議論が必要である。 わが党はそれに対する修正の方向も出しているようですが、しっかりとそれ をフォローしていきたいと思っております。 |