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独行法反対首都圏ネットワーク

2003年6月27日 朝日新聞山形版

 中学校教員の免許取得提案

 山形大教育学部の存廃問題を話し合う、大学と県、山形市の三者懇談会が26日、
山形市内のホテルで開かれた。大学は、新たに設けることで合意した6年一貫の学科で、
小学校教員の免許だけでなく、希望者には中学校の免許取得も可能にすると提案した。

 だが、高橋和雄知事は「計画的に中学の教員養成ができる仕組みが必要で、全体像が
見えない」とし、さらに話し合うことになった。

 今回、大学側が新たに示した構想は、この新学科の学生が希望すれば、国語など10
教科で中学校教諭の免許を取得できる仕組みを作るというもの。養護学校教員養成コース
も学科内に設置する考えも明らかにした。

 これに対して県側は「希望者だけを対象にしては、計画的な教員養成は担えない。(
中学教員の養成で)何らかの措置はできないか」と要望。一方、大学側は「中学全教科の
教員を養成する新しい学科は設置できない。全学的な見地から中学教員養成を考えている
」と答えるにとどまった。