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独行法反対首都圏ネットワーク

◇大臣失格  
 .櫻井充議員メールマガジン〜 270号〜  03.6.26 
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☆ドクター桜井の日本診療☆ 〜270号〜  03.6.26
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◇大臣失格

 今日、文教科学委員会で質問した。止まりそうな場面は何回もあったが、残
念ながら止めることはできなかった。

 しかし、遠山大臣の答弁は本当にいい加減で、私に対して相当頭に来ていた
のだろうが、最後に「ポッと来た人が議論に参加して・・・」と発言された。
確かに最初から委員会に出席していたわけではない。しかし議事録も読んで会
議に参加しているわけであり、大臣に言われる筋合いのものではない。頭に来
て席を立った。その後「取り消す」との発言があったそうだが、そんな程度で
許せる問題ではないし、議事録の削除にも応ずるつもりはない。

 行政の本来の役割は、根拠法に基づく権限の範囲内で実務を執行することで
ある。現在、国立大学法人法案の審議をしている最中であり、本来中期目標、
中期計画を作成させるという権限は文部科学省にはないのである。

 一方、内閣は「法律を誠実に執行し、国務を総理すること」「法律の定める
基準に従い、官吏に関する事務を掌理すること」等、憲法73条に規定されて
いる。この事から考えれば、遠山大臣の行っている行為は憲法に抵触する可能
性がある。

 遠山大臣は、「国立大学法人化に向けて行政権限で各大学に準備させること
は憲法に抵触していない。」と答弁していたが、その根拠は文部科学省の設置
法にあるという。というところまで拡大解釈するのであれば、国立大学法人法
そのものが不要になるのではないだろうか。

 とにかく現場のことも十分理解せず、感情的に、しかも支離滅裂な答弁しか
できないような大臣は、即刻辞任すべきである。


                 参議院議員・医師 桜井充

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★ラジオに生出演いたします!

 明朝、櫻井充がゲストとしてラジオ番組に生出演いたします。
 テーマは3つで、「イラク新法」、「国立大学法人化」、「厚
労省がホームページに掲載した疲労自己診断チェックリスト」で
す。是非お聞き下さるようよろしくお願いします。

 日時:平成15年6月27日(金)07:00〜08:00
 
 番組名:文化放送(1134khz)「蟹瀬誠一 ネクスト」

 スタジオ出演者:蟹瀬誠一(ジャーナリスト)
         小川真由美(フリーアナウンサー)

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