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☆文科大臣陳謝による委員会審議再開に関して  
 .6/25/03 山形大学理学部 品川敦紀 
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  文科大臣陳謝による委員会審議再開に関して      6/25/03

         山形大学理学部 品川敦紀

伝えられるところによれば、本日、参議院文部科学委員会理事懇談会が開かれ、早ければ
26日にも委員会が開かれ、「中期目標・中期計画」に関する付属文書の提出を求めた件で
、文部科学大臣の陳謝と文書の撤回で審議が再開されるようです。

しかしながら、この件では、文部科学大臣や参議院文教委員の皆様にも、是非お考えいた
だきたいことがあります。

といいますのは、昨年秋、文部科学省から、法人化に関する法律案すら出来てない段階で
、何が何でも2004年度法人化を目指して、各大学に、中期目標、中期計画案を作らせ
るよう督促されていましたが、山形大学でも文科省の指示に間に合わせようと、「中期目
標、中期計画案」づくりの作業に忙殺されていました。

そうした中、全学の「中期目標、中期計画」のとりまとめ役であった前理学部長が、土日
返上の連日の夜遅くまでの作業の中、昨年11月5日急性心不全で亡くなりました。家族
からの公務災害の申請が出されていませんので、単なる病死の扱いとなっていますが、本
学で事情を知る人たちの間では、「まさに文科省によって殺された」のではないかとの噂
で持ちきりでした。

文科省の役人の都合や思いつきで、国会をも無視した形で、大学教職員を振り回して中期
目標、中期計画を作らせようとしたため、こうした犠牲者がでたことに、強い怒りを覚え
ています。ここへ来て、文書の撤回や陳謝でなかったことにしてくださいでは済まされな
いようにも思います。

文部科学大臣と文科省担当者は、なくなられた前理学部長にどう謝られるのでしょうか?