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| asahi.com 2003年6月19日付 文科省、１２研究施設を廃止へ 原子力２法人統合で 日本原子力研究所（原研）と核燃料サイクル開発機構（核燃機構）の統合に 向け、文部科学省は１９日、老朽化したり、２法人で重複したりする計１２の 研究施設を廃止する方針を、原子力二法人統合準備会議（座長＝渡海紀三朗文 科副大臣）で明らかにした。 廃止対象のうち、原研大洗研究所の材料試験炉（ＪＭＴＲ）は、原子燃料や 炉の材料に中性子を照射して変化を調べるための原子炉。運転開始から３０年 以上たつ。 核燃機構の新型転換炉ふげん（すでに運転終了）の燃料を製造していた同機 構東海事業所のプルトニウム燃料第２開発室や、原研の核融合研究装置「ＪＦ Ｔ−２Ｍ」、再処理関連研究施設なども廃止対象とされた。 これに対し同会議の委員からは「国内で基本的な研究ができなくなるのは問 題。廃止するなら代替機能の確保が必要だ」との意見が相次いだ。 |