独行法反対首都圏ネットワーク |
7/5(土)〜6(日) 第3回 集中学習検討会「国立大学法人と労使関係・労働条件について」 2003年6月 全大教関東甲信越地区協議会 「国立大学法人法」法案の審議が現在参議院で行なわれておりますが、当初の会期内に は成立しない、という事態にまで及んでいるのは、関東甲信越をはじめ全国の仲間のとり くみの成果であると言えましょう。この法案の実態が、独立行政法人通則法による独法化 であり、多くの大学人が描いた、大学の「自主性」「自律性」が高まるという夢とは全く 程遠い「悪法」であることが様々な問題点として浮かび上がるにつれ、明らかになってき ました。また審議が中断したのは遠山大臣・文科省官僚の発言が国会を軽視し、虚言を弄 したことによるものです。 私たちは、この法案を粉砕・廃案にするため運動を展開することは勿論のこと、今後の 方向性を失わないためにも学習・検討が必要です。文科省は、国会でも明らかになったよ うに大学の管理・統制を強めようとしています。今大学で就業規則なるものが配布されだ しています。それによると国家公務員として当たり前だった身分保障などが無くなり解雇 規定が大きく取り上げられ、自由であるはずの大学内の行動が就業規則で大幅に規制され たり、使用者側から一方的な懲戒事項が列挙されたりしています。これらは正に今国会で 論議されている大学の自主性・自律性からかけ離れたもので、今後文科省がどのように大 学教職員を管理するかが身近で良く判る問題と言えます。 そこで昨秋(11月)、今春(3月)に続き全大教関東甲信越地区協議会主催で第3回 学習会を行います。第3回の今回は、「就業規則作成の論点と労働組合の課題」について 講義をしていただき、各職場でのとりくみに活用いただきたいと思います。長時間、密度 の濃い日程ですが、気概をもって学習しましょう。 名称:集中学習検討会III:「国立大学法人と労使関係・労働条件」について 日時:2003年7月5日(土)10時 〜 6日(日)13時 場所:東京大学農学部3号館会議室(営団地下鉄南北線「東大前」駅下車) 地図は下記サイト参照ください。 http://www.u-tokyo.ac.jp/jpn/campus/map/map01/d13-j.html 主催:全大教関東甲信越地区協議会 講義:深谷 信夫 茨城大教授・田端 博邦 東大教授・・・(労働法) 「国立大学法人就業規則作成の論点と労働組合の課題」 (1)労働基準法における就業規則法制の概要 (2)国立大学法人における労働条件規制のあり方 (3)国立大学法人就業規則の構成問題 (4)主要な労働条件事項についての規定のあり方 (5)就業規則作成と過半数代表制 (6)就業規則に対する労働協約による規制 日程: 第1日目 講義と検討(10時〜18時) 交流懇親会(18時〜20時) 第2日目 講義と検討(9時30分〜13時) 参加申込・事前質問受付: 参加申し込み、また講義でふれてほしい内容や疑問、みんなで検討してほしい事柄等に ついて事前にお知らせ下されば、講義・検討に組み入れます。 メールで次のアドレスまで連絡ください。<tousyoku@u.email.ne.jp>(東大職員組合) |