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共同通信配信記事 2003年6月15日付 故郷豊橋で小学生らと交流 小柴さん、市民栄誉賞受賞 ノーベル物理学賞を昨年受賞した小柴昌俊東大名誉教授(76)が15日、 生まれ故郷の愛知県豊橋市の市民栄誉賞を受賞、授与式出席のため訪れた同市 でゆかりの小学校なども訪問し、子供たちから大歓迎を受けた。小学4年から 5年にかけて通った東田小では、小柴さんへのメッセージや将来の夢を児童ら が書いた色紙で作ったレイを首にかけてもらい「ありがとう」と目を細めた。 小柴さんは児童らに「本当にやりたいことを見つけてほしい」と優しく語り掛 け、「やればできる」と励ました。著書の「心に夢のタマゴを持とう」にちな んだ卵形の焼き物を作るための粘土に手形を押した。また市内の豊城中も訪問 し、生徒や保護者など約1000人を前に講演。「小学校の終わりから中学に かけて記憶力が一番働く。今のうちに何でも覚えて」と呼び掛け、宇宙の歴史 や分子の構造などを分かりやすく解説した。豊橋市内のホテルで行われた授与 式で小柴さんは、国立大の法人化について「すぐに採算が約束できない基礎科 学は冷や飯を食わされる。基礎科学のための財団をつくるので応援してほしい」 と危機感を訴えた。 |