独行法反対首都圏ネットワーク |
2003年6月11日 参議院文教科学委員会委員長 大野つや子 様 、理事、委員 各位 国立大学法人化、国立高専独法化法案の廃案の再度の要請 先月末、貴職に対して、全大教九州、九州私大教連、国公九ブロの連名で、標記 の要請を行いました。 昨日、民主党の桜井議員の質疑中、文部科学省が中期目標・計画について、大学 に細かな作成指示をしていることが国会の場で暴露され、大学の自主性・自律性が高 まる、という文科省の答弁が全くの詭弁であることが、新ためて白日のもとにさらさ れました。 貴職に対して、私たちはこれら法案の廃案を再度、強く訴えます。 昨日の貴委員会理事会で、明日12日の文教科学委員会での審議を最後としたい、 との提案があったと聞いています。このような情勢のもと、貴職に対して、私たちは 当面、次のことをお願いします。 1. 12日での審議打ち切りは、絶対になさらないよう、強く求めます。 2. 貴委員会での審議を支える資料(労働安全衛生法にかかわる全国大学の基礎資 料など)を、文科省は提出していません。文科省は、来年4月に向けて必要な対策を とる、と「決意表明」を繰り返すだけで、その根拠をまったく示せないでいます。貴 委員会として、確実な資料を提出するよう、文科省に要請してください。 3. 衆議院では、国立大学法人法案の審議は尽くされないまま参議院に付託されま した。国立高専の独法化法案については全く「蚊帳の外」の状態です。貴委員会にお かれましては、両法案及び関連法案について、確実な資料に基づきつつ、慎重な審議 を続けられますよう強く要望します。 ・全国大学高専教職員組合九州地区協議会議長 気賀沢忠夫 九州工業大学教職員組合委員長 坂本哲三/福岡教育大学教職員組合委員長代行 鈴木 典夫/九州大学教職員組合委員長中江 洋/佐賀大学教職員組合委員長 白武義治/ 長崎大学教職員組合委員長 宮原 彬/長崎大学医学系教職員組合委員長 松本逸郎/ 熊本大学教職員組合委員長代行 堀 浩太郎/大分大学教職員組合委員長 西本一雄/ 宮崎大学教職員組合委員長 野中善政/鹿児島大学教職員組合委員長 山根正気/琉球 大学医学部職員労働組合委員長 比嘉元子/国立有明工業高等専門学校教職員組合委 員長 新谷肇一/国立大分工業高等専門学校教職員組合委員長 工藤康紀/国立都城工 業高等専門学校教職員組合委員長 剣田貫治/福岡女子大学教員組合執行委員長 馬塲 弘利/長崎県立大学教員組合委員長 綾木歳一/鹿児島県立短期大学教職員組合執行 委員長 長谷部 剛/ ・九州地区私立大学教職員組合連合執行委員長 山口一生 ・国家公務員労働組合九州ブロック協議会議長 南部祥隆 |