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独行法反対首都圏ネットワーク

☆ ☆国立大学法人法案の審議が過熱!  .東職書記長 
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                       東職書記長

■6.10参議院文教科学委員会―審議中断の後、散会
 6月10日に開かれた参議院の文教科学委員会は、民主党・櫻井充議員の質問に対する文
科省の答弁をめぐって紛糾し、審議が中断。昼休みを挟んで断続的に理事懇談会が行われ
ましたが、結局、委員会の審議は再開されないまま散会となりました。

■法案成立前の「文科省介入」資料に、大臣・副大臣はデタラメ答弁
 「中期目標・計画」について文科省はこれまで「漠としたものでよい」「個々の研究者
の研究内容までは問わない」などと説明していましたが、この日の審議で櫻井議員が示し
た資料は、昨年12月に文科省が国大協に「中期目標・計画」のイメージを示すために作成
した文科省の未定稿資料「国立大学法人(仮称)の中期目標・中期計画の項目等について
(案)」で、その中には「学部・研究科・附置研究所など各大学の基本的な教育研究組織
ごとに固有のより具体的な事項を記載してください。」などと細かい研究内容に文科省が
介入することが明らかになっています。
 桜井議員はこの文書に沿って計画作成に追われている大学の現場の混乱した状況を紹介、
「文科省の事前介入そのものだ」と批判しました。
 遠山大臣、河村副大臣のこれに対する答弁は支離滅裂で、櫻井議員は、これ以上の審議
はできないと理事会での協議を求め、委員会は中断。文科省からすでに各大学に指示した
文書を回収することで事態の収拾をはかろうなどという驚くべき「提案」もありましたが、
野党はこれを拒否。事態が収拾されることなく、委員会は中断のまま散会となりました。

 今後の対応については、本日(11日)の午後に、再び理事懇談会を開くことになってい
ます。
 なお、情報が入り次第、東職ホームページに掲載します。
 東職HP=http://www.ne.jp/asahi/tousyoku/hp/

■参議院審議はインターネットで中継されています。
 皆様ご存知のことと思いますが、参議院のホームページで委員会の中継をご覧になるこ
とができます。なお10日の審議は下記URLでご覧になれます。

 参議院審議中継 http://online.sangiin.go.jp/cgi-bin/online.cgi
 6月10日の審議 http://online.sangiin.go.jp/vod/SA200306100122.ram

 国会審議の中で、この法案の持つ問題点が次々と明らかになっています。
 今こそ廃案を目指してともにがんばりましょう。