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<国立大実験室>排気や避難路の不備1万室超 文科省調査 毎日新聞ニュース速報 全国の国立大学や高専などの実験室の3分の1に当たる1万3562室に、排 気設備や避難路の確保などで不備があることが、文部科学省の調査(昨年10 月)で分かった。この結果を受けて発足した同省の有識者会議は28日、学校 全体の管理体制の整備や、使用する化学物質の種類に応じた改善計画の作成な ど安全衛生に関する報告書をまとめた。同省には指針作りを求めている。 同省の28日現在の調査によると、昨年10月段階で不備が指摘された156 機関の実験室のうち、排気施設の更新や実験室の利用方法の見直しなどで改善 されたのは1082室。残りは今年度中に306億円をかけて改善する。来春 予定の法人化に伴い、国立大には労働安全衛生法が適用されるようになり、報 告書は同法に基づく必要な対策を要請した。【横井信洋】 [2003-05-29-09:51] |