6・6国立大学の法人化を考える夕べ
国立大学法人法案が、国会審議の山場を迎えています。国立大学が国家の強い統制下におかれることに強い危機感を持った多くの人々の反対の声が結集しています。今ひとたび法人化反対の声をあげていきましょう。
と同時に、私たちは、大学とは何か、大学はいかなる役割を果たすべきが、大学の運営はいかなるものであるべきか、大学の公共性とは何を意味するのか等を、点検し、改革していく姿勢を明示しなければなりません。国立大学の現状に対する批判のいくつかは的を射たものであり、私たちは安閑として現状維持を求めているのではないということを示す必要があるからです。その作業によって、国立大学法人法案の問題点もいっそう明白になるでしょう。
そこで、下記のように「国立大学の法人化を考える夕べ」を持ち、パネルディスカッション形式で国立大学のあるべき姿を論じつつ、国立大学の法人化の意味を幅広いパースペクティブから多面的に検討したいと思います。多くの方々の参加を期待します。
国立大学の法人化を考える夕べ
日時:2003年6月6日(金) 午後6時−9時
場所:東京大学安田大講堂
集会内容:
第1部 パネルディスカッション
○ 大学の果たす使命と法人化
○ 大学の公共性と法人化
○ 大学の運営と法人化
○ 国民の教育権と法人化
○ 日本の高等教育・学術研究に与える法人化の意味
第2部 報告と討論
○ 国立大学法人法案をめぐる運動の報告
○ 今後の大学改革の課題 (討論)
主催:東京大学教員有志
共催:アピールの会、意見広告の会、レファレンダム準備会、首都圏ネットワーク事務局
賛同:教職員交流連絡会、独法化阻止全国ネット
【連絡先】renrakukai@u.email.ne.jp