第14回国立大学法人化特別委員会(議事メモ)

 

日 時: 平成15年5月6日(火)15:00〜16:30

場 所: 東海倶楽部 望星の間

出席者: 石委員長、長尾会長、松尾副会長

北原、中村(代理:常本北見工業大学長)、牟田、隆島、宮田、

鈴木、磯野、佐々木、梶山の各委員

     川村、森本、若杉、盛、神野、佐藤、北村、佐々木、長木

の各専門委員

 

 石委員長主宰のもとに開会。

議事に先立ち委員長から、代理出席の紹介があった。

 

[議 事]

 

1.国立大学法人法案について

 

〇 委員長から、前回の委員会で一部を修正することとして了承された国立大学法人法案に対する法制化対応グループの見解について、(資料1)のとおり各大学に送付した旨報告があった。

 

〇 文部科学省高等教育局大学課 杉野主任大学改革官から、国立大学法人法案の国会における審議状況について説明があった。

 

〇 委員長から、衆議院文部科学委員会に参考人として出席した際の質疑の概要について報告があった。

 

  〇 (資料1)の送付状に関して、法人化問題についての「今後の進め方」については理事会マターであり、そのことは前回議事メモにも記載されているので、早急に理事会の了承を経るべきではないか、との発言があった。

 

  〇 このことに関し意見交換が行われ、発言は協会の種々の対応における理事会の役割を正しく認識して手順を踏んで取り進める必要があるとの趣旨と理解し、今後のために議事メモに記録として残すことにより対応することで了承された。

 

2.法人化問題に関する国大協としての総括的見解について

 

  〇 委員長から、6月の総会に提案する方向で検討する「法人化に関する総括的な見解(案)」に盛り込む予定の制度運用等に関する要請事項等について、各大学に意見を照会することとしたい。その照会にあたって添付する(検討案)について検討願いたい旨、提案された。

 

  〇 これに対し、次のような意見交換等が行われた。

 

   ・ Tの@とAは入れ替え、政省令等の確定に当たっては「最終報告」の趣旨にも則ることを加えた方が良い。

   ・ 評価委員会に関しては特に@Aに配慮するよう、TのBとして項目を設けた方が良い。

・ Vの2 3番目は、二つの内容が一つの文章になっており、整理した方が良い。

・ 法人化後の効率化に対応すべく学内努力をしている大学もある。

   ・ 国立大学法人には、効率化係数による予算の一律減額は行うべきでない。 

   ・ Vの2 7番目は、土地処分収入のことと思われるが、内容が分かるように修正した方が良い。

・ Vの2の各項目は、必ずしも法人の財政的な自主性を高めるという内容でなく、確実な財政措置を求めるものもあり、整理した方が良い。

・ Vの5については、中期目標、中期計画、年度計画の各事項を書き分け、評価が限定的に行われることを求める表現にした方が良い。

・ Vの6 2番目は、厚生労働省での検討状況を見て慎重に扱う方が良い。

   ・ Vの8 3番目の「監事等」は、監事以外も想定しているのか、明確に表現にした方が良い。

 

  〇 これらの意見を参考に、各専門委員グループで(資料2)について修正を行った上で各大学に送付し意見を伺い、次回委員会で「総括的な見解(案)」とともに検討することとなった。