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独行法反対首都圏ネットワーク

国大協執行部の“逃げ切り”路線、17日の特別委員会で了承されず 
 .2003年4月18日 独立行政法人反対首都圏ネットワーク事務局 
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【4.17国大協特別委員会速報】

国大協執行部の“逃げ切り”路線、17日の特別委員会で了承されず

2003年4月18日 独立行政法人反対首都圏ネットワーク事務局



◎     17日午後開催された国大協特別委員会に、国大協執行部は、1)国立大学
法人法案についての国大協の議論は、6月定例総会で行う 2)学部、研究科、研究
所等の省令規定は法案作成最終段階で削除されたが、中期目標・中期計画の中に記入
すればよいので問題ない、と報告した。すなわち、法案の問題点について責任ある議
論と態度表明を回避し、ひたすら“逃げ切り”路線に徹しようとしたのである。これ
に対して、1)に関しては、6月総会開催では国会での審議に間に合わない危険があ
る、との意見が各委員から相次いだといわれる。2)に関しても、学部、研究科、研
究所等の継続的な活動が保証されない恐れがある、と批判が提示された模様である。



◎     このため特別委員会は執行部提案に了承を与えず、各委員は提案を持ち帰
り、次の特別委員会で議論することとなった。石特別委員長に5月外遊の計画がある
ことも考慮し、4月22日前後開催で日程調整を行ったが、結局まとまらず、次回の
予定も決めないまま散会することになったと伝えられている。



◎     17日の国大協特別委員会は改めて執行部の無責任さを浮き彫りにしたが、
同時に特別委員会が機能不全に陥っていることも明らかにした。法案の国会審議は既
に開始されている。各大学学長は会則に基づいて直ちに臨時総会を開催し、日本社会
の未来を危うくする国立大学法人法案反対の決議をあげなければならない。