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文科省の科学研究費補助金、企業研究者にも支給へ
 .朝日新聞03/04/22 
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文科省の科学研究費補助金、企業研究者にも支給へ


朝日新聞ニュース速報

 総合科学技術会議(議長・小泉首相)は21日、文部科学省の科学研究費補助
 金(科研費)など国の「競争的研究資金」への応募で、企業の研究者にも門戸
 を開く改革案を了承した。国立大学の法人化に向けて激化する国の研究費の獲
 得競争に、民間も参入することになる。
 競争的研究資金は、研究者が個々に応募して獲得するもの。7省で26制度が
 あり、今年度の総額は3490億円。その半分は、主に大学の研究活動を支え
 てきた科研費だ。4月の経済財政諮問会議でも民間への開放が求められたが、
 文科省は「大学の研究者との共同研究という形で門戸は開いている」としてい
 た。
 だが、総合科学技術会議では、企業人としての研究でノーベル賞を受けた芝浦
 工大の江崎玲於奈学長や、島津製作所の田中耕一氏らの例から、民間の研究者
 も日本の科学技術を支えているとの意見が強く、「大学への配分が減る」とい
 う反対を押し切った。
 米国では、競争的研究資金の8%が企業の研究者に与えられている。
[2003-04-22-00:42]