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知事が学部長人事に待った 県立宮城大看護学部 共同通信ニュース速報 宮城大学(宮城県大和町)の看護学部長の人事をめぐり、大学設 置者の浅野史郎宮城県知事が、学部教授会が選んだ教授を「決定通 り任命すれば、学部存立が危うくなる」などとして、学部長に任命 しなかったことが、三日分かった。 医系教員と看護系教員の対立を背景に、知事が“拒否権”を行使 した形で、県と大学は今月一日付で、前任者の徳永恵子教授を学部 長代行に任命。学部は対応を協議する。 県立大学室によると、二月二十八日、学長が県に、医学系の男性 教授を学部長候補者に選出したと申し出たが、同時に「看護系教員 からの選出が最も望ましい。教員有志(二十人)から、任命しない でほしいとの要望書も出ている」という学長名の意見書も提出した 。 浅野知事は三月二十六日「相当数の教官が退職しかねず、設置者 として看過できない」として、大学側に男性教授を学部長に任命し ないと通知。知事は三十一日、教授に会い「個人的な資質とは関係 ない。苦渋の思いで決裁した」と理解を求めた。 (了) [2003-04-03-10:28] |