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アジア系学校にも道開く 遠山文科相が予算委で表明
共同通信ニュース速報
参院予算委員会は二十八日午前、小泉純一郎首相が出席し、二○
○三年度予算案に関する締めくくり総括質疑を行った。
遠山敦子文部科学相は、欧米系外国人学校の卒業生に限り今年四
月から大学受験資格を与えるとしていた方針について「アジア系の
外国人学校の生徒にも道を開くべく、さらに検討を加えたい」と述
べ、朝鮮学校などを含め対象拡大の方向で再検討する考えを表明し
た。
首相は、石破茂防衛庁長官が敵地攻撃能力保有を「検討に値する
」と発言したことに対し「（相手国の）攻撃意図が分かった時にた
たく兵器を持ったらどうかという議論は承知しているが、政府とし
てそういう考えはない」と述べ、慎重な姿勢を示した。
石破氏は「（敵地攻撃能力の保有に）いくらお金がかかるのか、
いくら期間がかかるのか、全く分からないのは無責任だ。そのよう
な議論は政治の場で行われるべきだ」と強調。同時に「政府の従来
の（専守防衛の）考えを変えるものではない」と指摘した。
石破氏は日本初の情報収集衛星（偵察衛星）打ち上げに合わせ北
朝鮮がミサイル発射実験など威嚇行動を起こすのではないかとの見
方に対し「現段階で兆候、情報に接していない」と述べた。
民主党の斎藤勁氏への答弁。
（了）
[2003-03-28-11:59]
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