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2003年2月25日(火)「しんぶん赤旗」 国立大法人法案反対アピール学者・文化人1300人賛同
文部科学省が進める「大学改革」に反対し、国立大学法人法案の国会提出のとりやめなどを求めるアピールに、大学人・文化人千三百人以上の賛同が二十四日までに、よせられました。劇作家の井上ひさし、作家の小田実、映画監督の山田洋次の各氏ら大学人・文化人十五人が一月末、発表し呼びかけていたものです。 二十四日都内で記者会見した呼びかけ人代表の池内了名古屋大学教授は、「法人化の問題点が、ゆっくりではあるが広がっている。国民に幅広くアピールし、中身について知らせていきたい」と述べました。 賛同人には、阿部猛氏(東京学芸大学)ら元学長十一人がいます。文化人は、青木雄二(漫画家)、赤川次郎(作家)、上條恒彦(歌手)、木下順二(劇作家)、小室等(音楽家)、佐藤忠良(彫刻家)、佐野洋(作家)、鈴木瑞穂(俳優)、外山雄三(音楽家)、中村梅之助(俳優)、灰谷健次郎(作家)、柳田邦男(ノンフィクション作家)、吉田ルイ子(フォトジャーナリスト)の各氏ら。 会見に出席した千葉大学の南塚信吾教授は、学部長、元学部長など八氏が十三日から呼びかけた法人法案反対署名に学内教員のほぼ五分の一に当たる二百四十二人が賛同したことを報告しました。名古屋大学の植田健男教授は、学内有志による法人化に憂慮する共同署名への賛同が二十日までに百三十三人になったことを紹介しました。 |