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独行法反対首都圏ネットワーク

☆三者懇、3月上旬再開か−山大教育学部問題 
 .2003年2月13日 木曜日 山形新聞ニュース
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2003年2月13日 木曜日 山形新聞ニュース
三者懇、3月上旬再開か−山大教育学部問題

 南東北の3大学で始まった教員養成課程の再編・統合協議に伴い、山形大、県、山形市
のトップが教育学部存続問題を直接話し合う「山形県の教員養成に関する懇談会」が3月
上旬、約半年ぶりに開催される可能性が高まっていることが12日、明らかになった。山形
大が県に打診した地域連携型の「教師教育システム」で、三者が基本的な合意に達するか
どうかが焦点となる。

 この日の同大評議会が終了した後、集まった報道陣に対し仙道富士郎学長は「両副学長
を中心に、県との間で鋭意検討を進めているが、(三者懇談会の)具体的な日程は未定。
交渉経過についてはお話できない」と述べるにとどまった。

 しかし、地域に対し説明責任を果たすため、年度内に一定の方向性を見いだす必要があ
るとの認識で山形大と県双方が一致。学内で練られた「開放型」のシステムを土台に、半
年ぶりに再開される公開の場で、どのような意見が交わされるのか注目が集まる。

 高橋和雄知事ら県幹部は、2月下旬の懇談会開催を強く求めているが、前期の個別学力
検査(今月25―27日)を控えた大学側が難色を示しているとみられ、3月上旬の開催で日
程調整が進む見通し。

 400人を超す新たな合格者を出した工学部の入試判定ミスを教訓に、山形大は万全の態
勢で入試作業に臨む方針。一方、議会対応で苦心続きの県に対する配慮が必要との意見が
根強く、定例会閉会前の3月上旬が日程案として浮上しているもようだ。

 昨年8月下旬に開かれた前回の第3回三者懇談会で、県は教育学部存続を目指し▽6年一
貫教育▽基金創設による財政支援―を柱とした独自の試案を提出した。

 しかしその後、学内の調整に手間取った上、予想を上回る県民の反発に遭い、懇談会は
半ば休止状態が続いている。