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☆山大教育学部存続へシンポジウム
.山形新聞ニュース 2003年2月5日 水曜日

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山形新聞ニュース 2003年2月5日 水曜日
山大教育学部存続へシンポジウム

 山形大教育学部存続を求める関係団体連絡会議(議長・板垣喜代志県PTA連合会長)
は4日、山形市霞城公民館でシンポジウム「山形県の教育を考える」を開催し、山形大教
育学部の存在意義、学部存続に向けた方策について意見を交換した。教育学部の再編は大
学本体の将来を大きく左右する問題として、前向きな検討を期待する声が相次いだ。

 山形大教育学部に、教官として15年在籍した大滝保東北大名誉教授は「(教員採用率の
低迷など)後ろ向きの理由で教員の計画養成を断念するのはどうか。前向きな検討でなけ
れば、これからの大学、学部は生き残っていけない」と指摘。さらに「大きなビジョンの
中で、全学的に教育学部の問題を論じなければならない」と述べた。

 大滝氏は南東北の再編協議に触れ「宮城教育大は担当校にならなければ存続できない。
山形大は(教員採用率など)ネガティブな面を改革していく独創的な案を文科省に出さな
ければならない」と強調した。

 県教育庁の後藤恒裕義務教育課長は「(小学校に導入した県独自の)少人数学級編成事
業について、教育学部と連携しながら検証し、県民に分かりやすく説明していきたい」と
語り、学部の必要性を訴えた。

 このほか「山形大はもっと情報を公開し、自由に発言できる雰囲気づくりに努めるべき
だ」「大学、県民、行政が三位一体となって、学部の新しい姿を盛り上げていくことを望
む」などの意見が出た。

 連絡会議は県内の教育に関係する16団体で構成。シンポジウムには各団体の代表者ら約
80人が出席した。

 今後はシンポジウムで出た意見を集約し、関係機関にアピールすることにしている。