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☆北東北大学再編06年度までに結論
 .『東奥日報』2003年2月4日付
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『東奥日報』2003年2月4日付

北東北大学再編06年度までに結論


 弘前大、岩手大、秋田大の北東北国立三大学の再編・統合問題に関する懇談
会(座長・神田健策弘前大副学長)が四日、盛岡市の岩手大で副学長レベルの
委員八人が出席して開かれた。二〇〇四年四月に予定される国立大学法人化を
前に各大学で策定を進める中期目標・中期計画の第一期(二〇〇四−〇九年度)
の中の三大学再編・統合は難しいと判断、「再編・統合を視野に入れながら連
携を強め、第一期前半の〇六年度までに結論を出す」との最終報告を取りまと
めた。

 十回目となる同懇談会は非公開で開かれた。法人化を前に懇談会として一定
の方向性を出す時期として、懇談会の下に設置した五分野のワーキンググルー
プ(作業部会)の報告を基に、大学全体の再編・統合の到達点を探った。

 会合後に会見した神田座長によると、〇九年度までの再編・統合は無理と判
断せざるを得ないが、今後も検討を進め、〇六年度までに結論を示すことで一
致した。

 統合の形態について神田座長は「一法人一キャンパスは現実問題として難し
い。現状の資源を活用した三つのキャンパスを生かして考えるということが現
実的ということが明確になった」と述べ、今後一法人三キャンパス案を軸に検
討が進められる見通しを示した。

 今月二十七日には、三大学の学長らでつくる北東北国立三大学連携推進会議が弘前市で開かれ、懇談会は同会議に答申。三大学はそれぞれの第一期中期目標・中期計画に再編・統合に関して同一内容を盛り込む予定だ。