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『上毛新聞』2003年1月29日付
教育学部統合問題でシンポ 群馬大教職員組合
群馬大教職員組合（委員長・黒須俊夫社会情報学部教授）は二十八日、前橋
市荒牧町の同大荒牧キャンパスで同大教育学部の統合・移転問題について考え
るシンポジウム「統合問題をもっと考える―今こそ示そう真の大学・教育学部
のあり方」を開いた。同大の教職員や学生など六十人が参加し、同学部のある
べき姿について考えた。
同シンポジウムは、同大と埼玉大との統合問題に絡み、群馬大教育学部の移
転案が打ち出される中で、学部の必要性や存在意義について再考する場を提供
しよう―と開かれた。
パネリストは「群馬に教育学部を残す会」の代表を務めた坂西輝雄元県教育
長ら三人。この中で、坂西氏は教育学部移転に反対する二十万人の署名収集な
ど、これまでの同会の活動を説明した後、同学部に対する提案を発表。「統合
に関して、大学は県や県教委、地域代表で構成する協議会を置くべき」「県の
教育組織と連携して、現職教員の資質向上のための具体的計画を示すべき」な どの私見を示した。 |