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☆「魅力ある新大学を」有識者ら改革懇
 .『北日本新聞』2003年1月29日付
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『北日本新聞』2003年1月29日付

「魅力ある新大学を」有識者ら改革懇


 富山大、富山医薬大、高岡短大の再編統合で、県内各界の有識者が提言する
「国立大学の改革等に関する懇談会」(南日康夫会長)の第3回小委員会が28
日、県民会館で開かれた。3大学の学長が協議の現状を説明し、委員が「大学
間競争に打ち勝つ魅力ある新大学をつくってほしい」などと要望した。

 懇談会は、一昨年11月、県内の有識者28人で発足。新大学のあるべき姿とし
て地域や世界との「交流と貢献」を基本理念にした中間提言をまとめ、3大学
に提出した。小委員会は、大学側と情報交換し、中間提言が生かされているか
検討しようと開かれている。

 南日会長と委員6人のほか、県、大学の関係者ら約20人が出席。滝沢弘富山
大学長、高久晃富山医薬大学長、蝋山昌一高岡短大学長が、学部編成や教養教
育、管理運営体制などの論点となっている部分について、それぞれの考え方を
説明した。

 委員からは「意見の違いを乗り越えるのは容易でないが、魅力ある新大学を
つくって」「学長が強力なリーダーシップを発揮して」「地域や学生の意見を
聞くことも大事だ」などの意見が出た。

 3大学の統合は早くて平成16年度となるが、文系学部の再編や教養教育の実
施体制など基本となる部分で合意できず、協議が遅れている。