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☆15教官が実務免除で研究 名古屋大の高等研究院
 .2003.1.21 共同通信ニュース速報
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15教官が実務免除で研究 名古屋大の高等研究院

共同通信ニュース速報

 名古屋大は二十一日、学内の研究組織「高等研究院」への所属を
申請した三十五教官から十五人のプロジェクトを選んだと発表した
 高等研究院は、ノーベル化学賞を受賞した野依良治・同大大学院
理学研究科教授を院長として、昨年四月に設置された。所属する教
官は講義や教授会などの実務を軽減もしくは免除される。専門は文
系理系を問わない。
 文部科学省によると、大学教官を研究に専念させる試みは全国で
も珍しいという。
 今回は、歴史史料の保存や継承にかかわる研究をしている佐藤彰
一・同大大学院文学研究科教授ら十五人が、来月一日から同研究院
での研究に専念する。
 各教官のプロジェクトは最長五年。予算面で優遇措置を受けるほ
か、来年三月末までに完成する新研究棟を供与される。
 野依教授は記者会見で「大学の研究活動は外から見えにくいと言
われるが、選ばれた教官には名大の知的存在感を社会に示してもら
いたい」と語った。
 また、松尾稔・名古屋大学長は「独立行政法人に移行後、外部か
ら有名な研究者を高等研究院に呼ぶ可能性もある」と述べた。
(了)
[2003-01-21-20:49]