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☆高知工科大が年俸・任期制 新任教員らに適用
 .高知新聞 2003年01月21日朝刊
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高知新聞 2003年01月21日朝刊

 高知工科大が年俸・任期制 新任教員らに適用

 高知工科大(香美郡土佐山田町)は15年度から教員の年俸制、
任期制の導入に踏み切る。教育や研究の質を高める狙いで、新任
や昇格する教員らに適用。年俸は業績評価により決定し、任期は5
年以内とする計画。大学教員の年俸制は全国的にも珍しく、岡村甫
学長は「教育研究の活性化には、質の高い教員の採用が不可欠。
それには働きに見合う給与体系にする必要がある」と話している。

 同大は13年度、学生による授業評価や研究成果、大学への貢献
度などを数値化し、教員の業績を評価するシステムを考案。これま
で全教員を対象に、賞与の一部に反映させる形で導入してきた。

 年俸制や任期制はこの評価システムを本格的に活用。年俸は毎年、
年度末に契約する。任期は「教授」は再任があり得るが、「助手」
「講師」は5年以内に昇格しなければ再任は認めない。「助教授」
は1回の再任のみ認める方針。

 4月から新制度の適用を受けるのは、新任や14年度中に助手か
ら助教授に昇格した教員計10人程度(全教員の約1割)。既存の
教員も希望すれば年俸制に移行できるが、現時点では希望者はい
ないという。

 岡村学長は「若くて有能な研究者にはメリットが大きいと思う。
既存の教員は従来の雇用体系を前提に採用しているので、私が学長
に在任中は年俸制、任期制に切り替えるつもりはない」と話している。
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