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☆鳥大、島大の教育系統合 新学部「地域科学部」 
 『日本海新聞』2003年1月21日付.
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『日本海新聞』2003年1月21日付

鳥大、島大の教育系統合 新学部「地域科学部」 


 第六回鳥取大学運営諮問会議(林真二会長、十人)が二十日、鳥取市で開か
れ、大学側は二〇〇四年四月に教育地域科学部と島根大学教育学部を統合再編
し、教員養成機能を併せ持つ一般学部(定員百九十人)とする基本構想を説明
した。新学部の名称は「地域科学部」とし、地域政策学科(五十人)、地域教
育学科(同)、地域文化学科(四十五人)、地域環境学科(同)の四学科で構
成。今年夏に文部科学省に概算要求する。

 同会議は片山善博知事、吉岡秀樹新日本海新聞社社長ら教育、企業関係者な
どで構成し、鳥取大側からは道上正※学長をはじめ評議員ら約四十人が出席し
た。

 教育地域科学部の永山正男学部長が再編計画について説明し、「島根大学が
教員養成担当大学となるが、鳥取大にも小中学校や養護学校を含む教員養成機
能は残る。地域科学を環境、文化、教育、政策という基本的な四つの視点でと
らえ、地域を担う人材育成を目指したい」と新学部設置への理解を求めた。

 これに対し、委員からは「文化や環境など地域に密着して学問を構築するの
は全国に先駆けた先進的な取り組み。今後求められる学問領域だ」と期待の声
が上がる一方で、「相当の覚悟を持って、しっかりと指導に当たって欲しい」
という要望や「(地域環境学科は)鳥取環境大学と競合しないのか。受験生に
混乱を与えないように周知を徹底してほしい」などの意見が出された。【注】
※印は規の夫が矢