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『秋田魁新報』2003年1月14日付
ロースクールの検討続ける／北東北３大学再編・統合懇談会
北東北国立３大学の「再編・統合に関する懇談会」の人文系ワーキンググルー
プの会合が１３日、秋田市の秋田ビューホテルで開かれ、学部間の「連携を強
化する」ことで合意した。専門教育や連合大学院で協力を深めるほか、ロース
クール（法科大学院）の設置実現を目指し協議を継続する。月末までに報告書
をまとめる。
４回目となる会合には寺井謙次・秋田大教育文化学部長、藁科勝之・弘前大
人文学部長、高塚龍之・岩手大人文社会科学部長ら１４人が出席。専門教育科
目の集中講義などで教官の人的交流や大学院の博士課程を共有する連合大学院
などの連携策を進めることで一致した。
北東北の法曹人口が全国的に低いことから、岩手大が３県共通の課題として
提案していたロースクール構想については、教官確保が課題として挙げられた。
岩手大によると、学生定員は３０―５０人を想定、岩手弁護士会が協力する方
針。当面は平成１６年度開設を目指し、３大学間で検討を重ねる。
統合・再編問題については「地域で果たす役割があり、大学間だけでは決め
られなかった」（寺井学部長）という。１６年度からの独立行政法人化に合わ
せて各大学が策定する中期目標・計画（６年間）の中間期にあたる１８年度を
めどに論議を深めていく予定だ。
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