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☆私立大、経営難相次ぐ 対応に乗り出す文科省
 [he-forum 4944] 共同通信03/01/10.
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私立大、経営難相次ぐ 対応に乗り出す文科省


共同通信ニュース速報

 少子化による学生数の減少で経営難に陥る大学・短大が相次いで
いる。日本私立学校振興・共済事業団によると、昨年春の新入生の
数が入学定員割れの私立大は全体の28・3%。短大では48・4
%にも上った。
 文部科学省は「今後、状況はますます厳しくなる」として、昨年
三月、同事業団などと私立大学経営支援連絡協議会を設置し、対応
に乗り出している。
 文科省によると、学生数減少などによる影響は短大で深刻で、一
九八二年に鳥取県の津田短大が廃止となり、一九九○年に経営する
学校法人が解散したほか、一九九八年には徳島市の徳島文化女子短
大を経営する学校法人も解散した。山形県酒田市の酒田短大では、
中国人留学生の首都圏大量移住問題を発端に経営危機に陥り、昨年
十月から休校状態となっている。
 一方、経営難は四年制大学も例外でなく、山口県の東亜大では昨
年、同事業団からの融資約二十四億円のうち、二○○一年度の償還
分一億三千三百万円を滞納していることが分かった。
 今回、立志館大は学生募集を断念し、休校を決めたが、私大の経
営危機に文科省私学部参事官室は「協議会で経営強化の支援や、転
学のシステムなどを検討している」としている。
(了)
[2003-01-10-12:47]