トップへ戻る   東職HPへ戻る
独行法反対首都圏ネットワーク

☆「一般学部に養成課程を」 山形大
 .[he-forum 4941] 朝日新聞山形版1/10
--------------------------------------------------------------



『朝日新聞』山形版  2003年1月10日付

「一般学部に養成課程を」 山形大

 
 宮城教育、福島両大学との再編統合に絡んで浮上した山形大教育学部の存廃
問題で、山形大が県に対し、学部の一つに教員養成のための学科または専攻課
程を置き、教員養成機能を残す案を伝えていたことが分かった。県の独自試案
を受け初めて示したものだが、高橋和雄知事は「打診案の一つであり、互いに
事務レベルで詰めている段階。案を突き詰めると担当校断念とも考えられ、今
後検討が必要」と話した。

 県によると、大学側が12月中旬に示した案は、(1)一般の学部に、主に
小学校教員を養成する定員50〜60人の学科または専攻課程を置く「開放型」
とする(2)教員免許取得を支援し現職教員の再教育を行う山形大教師教育セ
ンターを設置する(3)大学や県、山形市の3者で話し合う協議会を設置する
−−が主な内容という。

 この問題は、昨年5月に山形大教育学部が新学部への移行を決めたことから、
学部としての存続を求める県やOBらが反発。大学側は教員養成機能を残すこ
とで妥協点を探ってきた。高橋知事は「教育の専門家を養成する仕組みを作ら
なければならない。再編統合でなく、規模を小さくしてでも、山形の教員を責
任をもって養成する学部を山形大に残すべきだ」と主張している。