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毎日新聞ニュース速報
<大学支援>“特色ある教育”の実践校に財政支援 文科省
文部科学省は来年度から、特色ある優れた教育をしている大学と短大を選んで、
重点的に支援することを決めた。語学、情報分野の教育が充実していたり、学
生の満足度が高い授業が多いなど「意欲的な取り組み」が実を結んでいる大学
を選んで公表。他大学の参考にするとともに競争意識を高めて大学改革を進め
る方針だ。研究分野では既に、優れた研究に予算を重点配分する「21世紀C
OEプログラム」を実施しており、教育と研究の両面で、大学の活性化を図る。
「特色ある大学教育支援プログラム」と名付けた制度で、国公私立を問わず4
年制大学と短期大学を対象に公募する。選ばれた大学には、国立学校特別会計
や私学助成の特別助成金から重点的に資金を配分する。
構想では、▽教養教育や語学、情報教育、専門教育などのカリキュラムを充実
させて成果を上げている▽学生に対して厳格な成績評価を実施している▽学生
の授業に対する満足度を高めている――など幅広く分野を設ける。全学的な取
り組みのほか、学部・学科レベルを対象に、これまでの実践と成果を問うとい
う。
今のところ、今年6〜7月に公募。大学教員や財界、有識者らによる選考委員
会を作って評価し、9月末に選定して公表したい意向だ。選定数は今後決める
が、100校程度が想定されている。
ただ、教育面は研究面よりも数値的な評価が難しく、選考基準や方法などの公
平性や透明性の確立が課題となる。 【澤圭一郎】
[2003-01-04-15:07]
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