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特色ある大学教育支援、実践校に重点配分 文科省
朝日新聞ニュース速報
文部科学省は23日、特色のある教育を実践している大学を選んで予算や補助
金を重点配分する事業の概要を初めて公表した。国公私立大から教育方法の工
夫や学生サービスなどの取り組みの実績を募集し、大学基準協会を中心につく
る実施委員会で選定する。6〜7月ごろに公募を始め、9月ごろに結果を公表
する予定だ。
「特色ある大学教育支援プログラム」事業は、大学間の競争を促すのが目的。
今年度から始めた「21世紀COEプログラム」では研究拠点を選んで重点配
分しているが、その「教育版」だ。
23日の中央教育審議会大学分科会で文科省が示した検討段階の案によると、
対象は短大を含む国公私立大の学部学科での実践を中心とする。大学全体や学
部学科単位で組織的に実施し、すでに実績がある事例に限る。
募集にあたっては、実施委員会が「教育課程の工夫改善」「国際交流」といっ
たテーマを設定し、各大学の学長からテーマに沿った取り組みの申請を受ける。
成果や今後の計画などを審査し、優れていると認められるものを選ぶ。選定数
はテーマや審査方針の検討を踏まえて今後設定する。
選ばれた大学が希望すれば、国立学校特別会計や私学助成の補助金などから支
援経費が得られる。文科省は、プログラム実施にあたっての支援経費の予算額
を総計137億円と算定している。
[2003-01-24-03:05]
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