独行法反対首都圏ネットワーク |
NHKニュース速報
「法科大学院」準備本格化へ
「知識の詰め込み」と批判の多い今の司法試験を改めるため、現役の検察官な
どが学生に法律の実務を教える「法科大学院」について、法務省と検察庁は年
明けから教員や教材の具体的な検討を始め、再来年の開校に向けて本格的な準
備作業に入ります。
法科大学院は、知識偏重型で合格者が少ないという今の司法試験制度を改める
ため、さ来年から各地の大学に併設されるもので、設置を希望する大学側の申
し込みが来年六月頃始まる見通しです。
司法試験を目指す大学生は、この大学院に進んで三年程度現役の検察官や弁護
士らから実務を含めた専門教育を受けることになりますが、大学側にとって教
員や教材の確保が大きな課題となっています。
このため法務省と検察庁は、教員の派遣の仕方や教材の内容を検討をする専門
のチームを年明けに発足させ、具体的な準備作業に入ることになりました。
今後、法科大学院の設置を希望する各地の大学の要望を聞いたりして検察官を
派遣する体制を整えるとともに、カリキュラムの作成などを支援していくこと
にしています。
大学院の開校に向けては、日本弁護士連合会も教員を希望する弁護士の登録を
始めており、実務により明るい法律家を養成するための準備が進んでいます。
[2002-12-28-10:54]
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