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『山形新聞』2002年12月28日付
山大教育学部を存続支援、募金1500万円突破
元教員らで組織する山形大教育学部を存続・支援する会(鈴木栄三会長)が
呼び掛けている募金の総額が27日の集計で、目標の1500万円を突破した。活動
開始から4カ月足らず。「重圧と責任を感じる」と、会員はますます活発な運
動を誓い合っている。
この日の常任幹事会で報告があった。事務局の集計によると、26日現在、県
内の2495人から善意が寄せられ、募金総額は1532万9800円に達した。主に教員
退職者だが、最近は現職にも支援の輪が広がりつつある。この日は山形三中の
教員40人の連名で10万円が届けられた。
県内11ブロックで地区代表、発起人らが師範学校と教育学部のOB、OGを
個別訪問。趣意書と払込用紙を手渡して、1口5000円の募金に協力を求めてき
た。最高齢は天童市の98歳の男性で、これも個人としては最高の3万円を託し
た。
「母校への思い入れが強かったから」との理由で、教員だった亡き夫の分を
入金してくるケースも。教育学部がなくなるのは死活問題と、アパート経営者
らも強い関心を示しているという。
募金は年明け後も当面継続し、県が設立する意向を示している基金への積み
立てや会の運営費に充てる。山形市の県教育会館に事務局を移転した同会の活 動は、4日に再開の予定。問い合わせは023(632)5111、内線49。
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