独行法反対首都圏ネットワーク |
『毎日新聞』群馬版 2002年12月25日付
群大・埼大再編問題 学長懇談会を再開−−高崎
群馬大と埼玉大の再編・統合問題で、両大学長らでつくる「学長懇談会」が
24日、高崎市八島町のホテルで行われた。群馬大教育学部の統合反対を求め
る運動が展開される中、約2カ月半ぶりに再開されたこの日の懇談会では、新
学部構想などについて検討を重ね、反対派に理解を求めていくことで合意した。
次回以降は、随時両大の学部長にオブザーバー参加を求め、現場の声を反映し
ていくという。
同懇談会は今年1月に設置された後、月1回程度のペースで開かれてきたが、
教育学部の統合反対運動が広がりを見せ、県が慎重な対応を求めたことなどか
ら、11月の会合が流れ、10月8日以来の開催となった。
会見した群馬大の赤岩英夫学長は「どんな教員が必要か、という一番大事な
ことをあまり議論しないでキャンパス問題に入ってしまった反省がある。新し
い教育学部の姿を提示できれば、学外に理解を得られるのではないか」と話し
た。
また、両大学長によるキャンパス問題の裁定について、埼玉大の兵藤〓学長
は「当分の間行わない」と述べたが、当初目標の04年10月の統合について
は「あきらめたわけではない」と話した。【大貫智子】 |