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『日本経済新聞』北海道版 2002年12月21日付
道内6単科大の統合、当面は断念――法人化準備始まり困難
北海道内国立7大学は20日、札幌市内で学長懇談会を開き、北海道大を除く
6単科大の統合問題について当面、断念することを決めた。統合への姿勢に隔
たりがあるうえ、2004年に予定される国立大の法人化への対応を優先するため。
今後は北大を含めた7大学で教育面の連携を進める。
懇談会では、副学長レベルで検討してきた統合に関する研究結果が報告され
た。懇談会後に会見した北海道教育大の村山紀昭学長は「各大学で法人化の準
備が始まっており、組織上の統合は当面は困難」と語った。
教育面の連携では単位互換や編入学、教養教育などが考えられ、今後、検討
の場を設ける。小樽商科大の秋山義昭学長は「法人化作業が一段落し、教育面
での連携を進める中で統合・連携を再び模索することもあり得る」と、将来の
統合に含みを残した。
道内の国立単科大学は、小樽商大、道教育大、室蘭工大、旭川医大、帯広畜 産大、北見工大の6つ。 |