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『上毛新聞』2002年12月20日付
群馬大・埼玉大 学長懇談会を再開
群馬大(赤岩英夫学長)と埼玉大(兵藤学長)の統合問題で、両大学は二十
四日、高崎市内のホテルで第十五回学長懇談会を開く。群馬大が十九日明らか
にした。
懇談会は当初、十一月七日に予定されていたが、教育学部の移転反対運動の
広がりを踏まえ、県と県教委が群馬大に慎重な対応を強く要請。群馬大が埼玉
大に申し入れて延期となっていた。
再開を決めたことについて、群馬大企画広報室は「埼玉大との統合協議その
ものは進めなければならないため、開催することにした。ただ、当日の懇談会
では、教育学部移転の裁定は行わないことになっている」と説明している。
また、群馬大は同日の評議会で学内に新学部設置検討部会を設置したことも
明らかにした。新学部の内容、規模、設置時期などについて協議していく組織
で、部会長には赤岩学長が就任。早ければ来週中にも初会合が開かれるという。
学長懇談会の再開について、教育学部の移転反対運動を続けている市民団体
「群馬に教育学部を残す会」の坂西輝雄代表は、「学長は抜き打ち的に懇談会 を開くことはしないと説明していた。情報を集めたい」と話している。 |