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独行法反対首都圏ネットワーク

☆岩手大教育学部存続求める署名
 .[he-forum 4870] 岩手日報12/18
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『岩手日報』2002年12月18日付

岩手大教育学部存続求める署名


 再編統合問題で揺れる岩手大教育学部の存続を支援する、岩手の教育と岩手
大学教育学部の関わりを考える会(会長・佐々木俊夫県議)は17日、盛岡市
上田の岩手大を訪れ、約2万人の署名を提出して平山健一学長に学部存続を求
めた。

 佐々木会長、副会長の望月善次教育学部長ら7人が訪問。8月1日から学部
同窓生や教職員らが中心となって集めた署名1万9848人と県PTA連合会
の2205人の計2万2053人の署名簿を平山学長に手渡した。

 平山学長は「地域の声を真摯(しんし)に受け止め、要望に沿うよう努力し
ていきたい。具体的にどうこうはいえないが、情報を共有しながら取り組んで
いきたい」と述べた。

 学部存続要望の署名は既に提出している県PTA連合会4万4367人、県
高等学校PTA連合会62人と合わせ計6万6482人となった。

 佐々木会長は「署名は予想以上の数で軽視できない。岩手大の在り方の中で
教員養成をどうするのかという議論に大学全体が前向きに取り組んでおり、そ
の意味で一歩前進している」と語った。

 同会は6月に教育関係者らで発足。盛岡のほか、水沢、二戸市でシンポジウ
ムを開き県民世論を喚起しながら、街頭署名運動を展開した。今後も状況を見
ながらシンポジウムや署名活動を継続する。

 北東北国立3大学の教員養成系学部再編統合問題は、3県の教員養成を一手
に担う担当校をめぐり、岩手大と弘前大の協議が難航している。