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教授が獣医学部再編案提出 大学側は了承ないと反発 共同通信ニュース速報 宮崎大と山口大の農学部教授二人が、全国の国立大学の獣医学部 ・学科の再編について独自の私案をまとめ、文部科学省に提出し、 大学から厳重注意を受けていたことが十三日、分かった。両大学は 、提出を了承しておらず「大学の方針ではない」と批判している。 提出したのは、田浦保穂山口大農学部長と立山晋宮崎大農学部教 授。二人は十一月中旬に「獣医師問題議員連盟江藤隆美」の名前で 、私案を文科省の副大臣あてに提出。@鳥取、山口、宮崎、鹿児島 各大を九州大にA岩手、東京農工両大を東大にB帯広畜産、岐阜両 大を北海道大に、それぞれ統合するとした。 宮崎大は「当大学にかかわることなのに相談がなかった」と非難 。山口大も「大学の自治面から政治家名での提出は問題。大学の方 針からも逸脱している」と反発している。 江藤隆美衆院議員の事務所は「教授が大学の了解を得ていなかっ たのは知らなかった」と話している。文科省も「再編は検討してき たが、私案を受け動くことはない」としている。 獣医学部・学科の再編をめぐっては「講座数や教官数を増やし専 門性を強化するべきだ」との声があるが、各大学の思惑が対立、議 論が進んでいない。 (了) [2002-12-13-12:08] |