独行法反対首都圏ネットワーク |
『上毛新聞』2002年12月7日付 「積極的に取り組む」 群馬大統合問題で知事 群馬大と埼玉大の統合をめぐる群馬大教育学部の移転問題について、小寺弘 之知事は六日、県議会一般質問で早川昌枝氏(共産)の質問に答えて、「存廃 問題に限らず、県にとって国立大がいかにあるべきか考えなければならない。 県民、教育界の意見を受け止め、積極的に取り組んでいきたい」と語った。 小寺知事は大学改革そのものへの理解は示したものの、「再編統合の動きに やや唐突の感があった。県民や近隣住民への説明も十分でない」などと述べ、 県から群馬大側に慎重な対応を要望した経緯を説明した。 また、同学部同窓会などが展開している移転反対運動に触れ、「伝統を消さ ないでほしいという声が出るのは当然。単なる反対だけでなく、広い見地から 群馬大の教育、研究機能がいかにあるべきか、議論していかなければならない」 と強調した。 群馬大と県、県教委は十月中旬、統合問題に関する意見交換を行うための連 絡会を設置することで合意したが、これまで一度も会合がもたれておらず、現 段階で開催予定もないという。 |