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『静岡新聞』2002年12月6日付 静岡大学長 法人化を学生に説明 「意思決定と執行が変わる」 静岡大の佐藤博明学長(67)は五日、静岡市大谷の同大静岡キャンパスで 二〇〇四年度の独立行政法人化後の将来像について学生に直接語り掛けた。来 年三月末の退任を念頭に置いた説明会で、佐藤学長は「法人化で、自己責任を 伴う戦略的な運営が求められる」と強調した。 会場の大学会館ホールに集まった学生は約百人。法人化について佐藤学長は、 国からの交付金の使い方の自由度が高まったり、外部資金を手に入れる工夫が 必要になったりするなどの例を挙げ、「意思決定と執行システムが大きく変わ り、原理的には企業経営と同じになる」と説明した。 浜松医大との統合については「数年後を目指している」、教育学部の改組に 関しては「文部科学省の原則は統合だが、静大は単独存続を目指す」とした。 学生に本年度末での退任を明らかにするとともに静大での四十年間の教員人 生を振り返り、「静大への愛着は人後に落ちない。みなさんが社会の担い手に なる時、日本の状況を決める決定的要素となる知力や人間力を静大の生活で身 につけてほしい」と呼び掛けた。 佐藤学長は十七日に浜松キャンパスでも説明会を開く。 |