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『東奥日報』2002年12月6日付 弘大教育学部存続求め署名8500人 弘大教育学部や、付属学校の元教員ら約五十人で組織する「弘前大学教育学 部を守る会」のメンバー六人が六日、弘大を訪れ、遠藤正彦学長と会談、教育 学部の存続を求める約八千五百人分の署名簿と要望書を提出した。 会談は非公開で行われ、元弘大教育学部長の大内五介・同会代表らによると、 遠藤学長は十月の評議会で、教育学部が再編後の担当校を目指すことに全学で 了承したことなどを説明したという。 要望書は、教育学部が現職教職員の研修や生涯学習の拠点であり、教育学部 の再編・統合をきっかけに、縮小するようなことになれば、県の経済、文化、 社会への影響が大きい−などの理由で存続を求めている。 同会は引き続き、署名運動などを続け、今後は全県規模で運動を発展させて いくという。 遠藤学長は「弘大をサポートしようという多くの県民や市民の思いを重く受 け止めたい」とコメントを出した。 弘大は「近隣都道府県の複数の教員養成系を統合する」という文部科学省懇 談会の方針を受け、昨年十二月から、岩手大、秋田大と協議している。弘大と 岩大が再編後の教員養成担当校を目指しており、結論が見いだせない状態が続 いている。 |