独行法反対首都圏ネットワーク |
『上毛新聞』2002年12月4日付 教官の3分の2移転反対に賛同 群馬大と埼玉大の統合問題をめぐり、群馬大教育学部のさいたま市への移転 案が打ち出されている問題で、群馬に教育学部のキャンパスを残すことを求め る声明を出した同学部の有志教官(代表・中野尚彦同学部教授)は三日、県庁 で記者会見し、声明の賛同者が同学部教官の三分の二を超える六十九人になっ たと発表した。 同日、同学部のある群馬大荒牧キャンパス内の学生掲示板と教官控え室掲示 板に声明文を掲示した。 会見で中野教授は、「単に教育の拠点を残すだけでなく、地域に密着した役 割を果たせるよう、学部改革を協議すべき」と話した。また、移転反対の署名 運動などを行っている市民団体「群馬に教育学部を残す会」と同学部の連携に ついて、教授会に提案する考えがあることを明らかにした。 声明は、「残す会」の運動の高まりを受けた教官有志が、十月二日の教育学 部教授会決定の趣旨を明確に示したもの。「新教育学部の教育拠点として、荒 牧キャンパスを放棄することを認めてはいない」などとしている。 |