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『北日本新聞』2002年11月23日付 「協議の行方厳しい」 蝋山学長が市幹部に認識示す 佐藤高岡市長ら市幹部や市議などが県内3国立大学の再編・統合問題につい て高岡短大側から聞く会が22日、同市役所で行われ、蝋山昌一高岡短大学長は 平成16年の統合を目指した協議の見通しについて、芸術文化学部新設の見通し が不透明な現状などを踏まえ、「厳しい状況」との認識を示した。 蝋山学長は、統合して4年制大学に移行する場合は2年間の課程で取得でき る準学士制の導入が望ましいとの考えを強調。現在、国は4年制大学での準学 士制を認めていないが、「文部科学省から前向きの感触を得ている」と述べた。 水島和夫副学長は「新法人としてできるだけ早く体制を固めることが重要」 と述べ、早期の合意が必要との考えを示した。 統合が実現しなかった場合は、同短大本科の定員を減らしてその分を専攻科 に振り替え、4年制大学に近い形への移行を検討する意向も示された。 学内で国立大学法人化と再編・統合問題を検討する「法人化等準備室」を設 けたことも明らかにした。 |